【MacOS】Mac mini (mid 2011) が再起動を繰り返す(ubuntu12.04で延命)(2017/12/09引退)


Mac mini ( mid 2011 )が再起動を繰り返す

Mac mini ( Mid 2011 )
macOS Sierra ( osx 10.12.4 )

<<症状>>

主に起動時。アップルマークとバーが表示され、およそ半分ぐらいまでバーが進んだあたりで電源が切れ、再起動がかかる。(ジャーン)
この繰り返し。

起動途中で再起動がかかる
 たまに、ログインまでこぎつけるが、ログイン後ほどなく突然再起動がかかる。(ジャーン)

<<調査>>
  • 内蔵電池 ?
    • 電池交換したけど改善されず。
  • ハードディスク ?
  • メモリー ?
    • Rember でメモリーチェックしたが異常なし。
    • 2つあるメモリーのスロットを差し替えたり、1枚づつ試してみたが改善されず。
  • PRAM ?
    • PRAMクリア (起動時に⌘ + option + P + R)を2回以上試すが改善されず。
  • SMC?(システム管理コントローラ)
  • 機能拡張系 ?
    • セーフモード で起動(起動時にshift)してみたら、起動に成功したので、これはクリーンインストールが効果があるのか?と思い、断捨離も兼ねて思い切って内蔵ディスクを初期化し、クリーンインストールしてみる。(バックアップの取り方によっては完全に復元できないかも知れません。自己責任でお願いします)が、改善されず。
  • fsck ?
    • 効果あり。起動時に再起動を繰り返すことはなくなった。(<<一時的に有効だった対策:fsck>>を参考のこと)
  • セーフモード(セーフブート)
    • 参考:セーフモード使って Mac の問題を切り分ける
    • 効果あり。セーフモードで起動すると、メニューバーからのスリープは常に成功するし、放置していても再起動しない。
    • Bluetooth は切り、マウスとキーボードはUSBを使い、Wi-Fiも切って有線LANにし、外付けHDも外して通常起動したが、通常起動すると、突然の再起動は相変わらずで、セーフモードだと再起動せず動いている。
    • クリアインストールした直後で、ログイン時に起動する iTunes helper も削除したので、セーフモードと通常の起動との違いは、高速グラフィックモードくらいか。
    • ならばと、外付けのディスプレイを外して、普通のテレビをつないだが症状は変わらず。ということは、ディスプレイ側の問題でもない。ディスプレイドライバーの問題かな?
    • ドライバーをダウングレードして試してみようか。(過去のOSのインストーラーから抜き出す?)
  • OSのダウングレード
    • imacmini mid 2011を買ったときには動いていたOSX Lionをダウンロードしてクリアインストールするも、これまでの症状が発生した。つまり、クリアインストール直後、普通に使っていて突然の再起動。ということは、完全にハードの問題
  • 温度 ?
    • CPU,GPUのグリース交換するも改善せず。
    • 温度によってファンを調整するフリーソフトをインストールするも、改善せず。
  • 電源 ?
    • 低電圧なのか?これは計測せず。不明。
  • GPUのRAM? 
    • メモリーチェックでは及ばないところだろう。これも計測できず。不明。
低電圧だったとして、UPS買うか? → そこまでやらない。
電源ユニット探して、換装するか? → そこまでやらない。
マザーボード探して換装するか? → そこまでやらない。

これからどうするか、思案中です。

思案しました。

Linuxを試してみます。Linuxのスリープがちゃんと動き、使用中に再起動がかからないかどうか。MacOSとは違うだろうという前提で。

Ubuntuで突然再起動するか試してみました。(Ubuntu12.04 と MacOS Sierra のデュアルブート)
すると、使用中の再起動は起きません。どういうこと?

憶測ですが、恐らく、部品(GPUか?)が老朽化したため、グラフィックドライバーが落ちるのでしょう。
MacOSは、代替ドライバーを使うことなくフルスペックで落ちるまで使おうとし、Ubuntuは、代替ドライバーに切り替えているのかも知れません。(あるいは古いドライバーか)
MacOSのセーフモードがうまく動いていることと、Ubuntuが検出する最新のグラフィックドライバーを適用しないとうまく動いていることからの推測です。
※ちゃんとログを解析するとすぐ分かる話なんでしょうが。

いずれにしろ、突然再起動かからないのであれば、OKです。まずは常時家庭内ファイル共有できればいいので、UbuntuでAFPのサーバー立てるため、netatalk入れて、ノート側から共有フォルダ見れるようにしました。これはまた別に報告します。

macmini mid 2011 は、Ubuntu12.04 で息を吹き返しました。 これもインターネットで情報を公開している人達のお陰です。ありがとうございます。





※ここからは色々と試行錯誤したことのメモです。興味ある方だけお読みください。

<<一時的に有効だった対策:fsck>>
/sbin/fsck -fy
    • オプションの -f は、ファイルシステムが clean でも fsck を実行する。
    • オプションの -y は、ファイルを修復するかの問いに、yes を自動応答する。
    • すると、Checking catalog file. の後で不審なメッセージが。
    • pci pause: SDXC って、SDカードスロット?(結局これは、関係なかったようだ。チェックしただけか。 )
    • 画面中ごろ。The volume Macintosh HD appears to be OK. の後に、The volume was modified のメッセージが。(修復したのかい!)
    • 何をどう modified したの?( -V オプション欲しい。)
  • このメッセージが出なくなるまで、fsckコマンド再実行。
    • 2回目の実行で、 The volume Macintosh HD appears to be OK. で終了したので、reboot と入力し、再起動する。( exit でも同じ。)
fsck実行時の画面出力
  • これで何回か手動で再起動してみたけど、すんなり起動するようになりました。 上手く行く時と行かない時があります。
  • fsck して modified ということは、ファイルシステムに不整合があったのか? 何故?
    • しかし、なんでディスクユーティリティで改善されないで、fsck で改善されたのか。
    • ディスクユーティリティにfsck入ってないんかい!
  • 安心してたら、症状が再発。1日と持たなかった。しかし、シングルユーザーモードで fsck 実行すると、改善する。再起動しても再発しない。しかし、放置すると再発。
  • ということは、スリープが関係してやしないか?

<<有効そうに見えて有効ではなかった対策:pmset>>

<スリープモードについて>

Mac mini Mid 2011 ,スリープ ,再起動 などで検索してみると、こんな書き込みが。

『Macでスリープからの復帰が遅いと感じた時の対処方法:セーフスリープ(スリープモード)について』
  • スリープ:デスクトップ(iMac等)
  • セーフスリープ:ポータブル(Macbook等)
  • ディープスリープ
このセーフスリープ、ディープスリープに対応しているMac miniの機種をAppleのサポートサイト『Mac のスリープを解除したときにプログレスバーが表示される場合』で確認した。そうすると、
  • Mac mini (Late 2012) 以降が対象
つまり、うちの(Mid 2011)は対象外だと。既にお呼びではないと。
そういうことなら、対象となっていないのに、セーフスリープしようとして失敗したとか、セーフスリープしてないのに、起動時にハイバネートモードから復旧しようとしていたとかか。
ということで、スリープモードの確認。ターミナル起動して、 pmset -g を実行。
$ pmset -g
System-wide power settings:
Currently in use:
 hibernatemode        0
 womp                 0
 networkoversleep     0
 sleep                0 (sleep prevented by iTunes)
 Sleep On Power Button 1
 ttyskeepawake        1
 hibernatefile        /var/vm/sleepimage
 autorestart          0
 disksleep            0
 displaysleep         15
ということは、通常のスリープモードなのでこれはこれでOKのはず。

<試行>

取り敢えず、スリープの機能をできるだけ使わないようにしてみる。

「システム環境設定」の「省エネルギー」の設定
  • コンピュータのスリープ:しない
  • 可能な場合はハードディスクスリープをスリープさせる:チェックを外す
  • ネットワークアクセスによるスリープ解除:チェックを外す
省エネルギー設定はディスプレイのスリープだけ
これでしばらく様子見。 → 効果なし。


<追記 2017/04/17>
このあと、起動途中で再起動する症状は起きなくなりましたが、ディスプレイのスリープ後に突然再起動してしまう症状が残ってしまいました。
その後、ハードディスクもディスプレイのスリープも「しない」設定にしてみましたが、何も操作せずに放置しているだけで、突然再起動してしまう症状が出ました。

色々と調べた結果、以下の書き込みを見つけました。OSのバージョンは異なりますが、Macmini はmid 2011 なので同じ機種です。


この書き込みに従って、次の手順で操作しました。

  • ”システム環境設定”/”省エネルギー” 画像のようにスリープ設定する。

省エネルギー設定でスリープを指定

  •  ”ターミナル”でセーフスリープモード(hibernatemode:3)、自動電源OFF有効(autopweroff:1)、スタンバイオン(standby:1)に設定。

$ sudo pmset -a hibernatemode 3 autopoweroff 1 standby 1

  •  pmset -g で確認
$ pmset -g
System-wide power settings:
Currently in use:
 hibernatemode        3
 womp                 1
 networkoversleep     0
 sleep                3 (sleep prevented by backupd, backupd)
 Sleep On Power Button 1
 ttyskeepawake        1
 hibernatefile        /var/vm/sleepimage
 autorestart          0
 disksleep            10
 displaysleep         1
  •  再起動しつつ PRAMクリア

<参考>


<追記 2017/04/17>
上記の設定でしばらく放置していたところ、再起動はかからず、スリープしたままだったので、うまくいったと思ったのですが、キーボードを押して起こしたところ、再起動が始まってしまいました。結局振り出しに戻りました。


<追記 2017/04/19>

とあるブログで、同じような症状に悩む人が、「メニューバーからのスリープは正常に動く」と書いてあり、試してみたところ、確かにうまくいった。(2回連続してやるとダメだった。)
メニューバーからのスリープを選択すると、ディスプレイへの電源供給がストップしたあと、ハードディスクが停止したのがわかった。この状態で20〜30分放置しても、再起動することはなかった。

このことから、ディスプレイとハードディスクを一緒にスリープさせてみるのはどうかと考えた。(このMacmini Mid 2011 は、)ディスプレイとコンピューター、ハードディスクのスリープを別々にコントロールできないのでは?という想定。

  • ”システム環境設定”/”省エネルギー” は、画像のようにディスプレイもコンピュータも同時にスリープする設定とし、可能であればハードディスクもスリープする。(ハードディスクのスリープは必須ではないかも。)
スリープ時間を合わせる。ハードディスクもスリープ。
  • pmset -g で確認
$ pmset -g
System-wide power settings:
Currently in use:
 hibernatemode        0
 womp                 0
 networkoversleep     0
 sleep                1
 Sleep On Power Button 1
 ttyskeepawake        1
 hibernatefile        /var/vm/sleepimage
 autorestart          0
 disksleep            10
 displaysleep         1

またまたこれで放置して朝どうなっているか様子見。 →効果なし。

1 件のコメント:

  1. 今日(2017/12/09)電源スイッチを押したが起動せず。電源ユニットが限界のようです。部品調達できなくも無いけど、今すぐ延命しなければならないほど困っている訳でもなく。まずはお疲れ様。引退です。

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